ナチュラムからナンガ別注シュラフのNEWモデルが発売になりました、仕様を見てちょっとびっくりの商品。ナチュラムさんの本気度が伝わってきます。





何故びっくりかというと他店の別注モデルは既存のラインナップ商品の生地色などを限定して安価にするというものがほとんど、でも今回の別注シュラフは違います。既存のラインナップにこんな商品はありません。

●表生地:10dnオーロラライト
●裏生地:15dnナイロンリップシレ撥水加工
●構 造:上面ボックス、下面シングルキルト構造
●羽 毛:DXUDD（ヨーロッパ産ホワイトダックダウン90-10％超撥水加工）
●羽毛量:380ｇ(770FP)
●総重量:約740ｇ
●温度域:限界温度-2℃
●収納サイズ:φ13×25cm
●レギュラーサイズ:最大長210cm×最大肩幅80cm


■このシュラフ（寝袋）の凄いところ

ダウンシュラフの最大の欠点は濡れ、この濡れを防ぐ方法は三つ。

1.　シュラフカバーを使う。※防水は当たり前だけど透湿性のあるもののほうがいい。
2.　シュラフ自体の生地に防水、透湿素材を使う。
3.　ダウン（羽毛）に撥水処理をする。


ナンガの既存モデルを見てみると・・・


●AURORA light 350DX（シュラフの生地自体に防水、透湿素材を使う。）

表生地にオーロラテックス®(多孔質ポリウレタン防水コーティング素材)を使用いたしておりますのでシュラフカバーなしでそのままご使用いただけます。3シーズンご利用可能なモデルです。
・生地/表地:20dnオーロラテックス®　裏地:20dnナイロンタフタ
・内部構造/シングルキルト構造
・フィルパワー/760FP
・ダウン量/350g
・サイズ/※ショート　レギュラー　※ロング
・収納サイズ/φ13×25cm
・総重量:750g

●AURORA light 350SPDX（シュラフの生地自体に防水、透湿素材を使う。）※こちらは860FPモデル

表生地にオーロラテックス®(多孔質ポリウレタン防水コーティング素材)を使用いたしておりますのでシュラフカバーなしでそのままご使用いただけます。3シーズンご利用可能なモデルです。
・生地/表地:20dnオーロラテックス®　裏地:20dnナイロンタフタ
・内部構造/シングルキルト構造
・フィルパワー/860FP
・ダウン量/350g
・サイズ/※ショート　レギュラー　※ロング
・収納サイズ/φ13×25cm
・総重量:750g

●UDD BAG 380DX（ダウン（羽毛）に撥水処理をする。）

DXの羽毛に超撥水加工を施した高品質で高機能ダウン(770FP)を使用し、
最大の弱点であった水濡れを克服しております。
・生地/15dnナイロンシレ撥水加工
・内部構造/上面:台形ボックスキルト構造　下面:シングルキルト構造
・フィルパワー/770FP
・ダウン量/380g
・サイズ/※ショート　レギュラー　※ロング
・収納サイズ/φ13×25cm
・総重量:680g

UDD BAG 380DX→¥ 34,452 (税抜)　※レギュラーサイズ　羽毛撥水
AURORA light 350DX→¥ 32,292 (税抜)　※レギュラーサイズ　生地が防水・透湿
AURORA light 350SPDX→¥ 54,000 (税抜)　※レギュラーサイズ　生地が防水・透湿
ナチャラムのナンガ別注シュラフ→¥ 29,980円(税抜)　　生地が防水・透湿＋羽毛撥水

価格も生地が防水・透湿＋羽毛撥水でこんなにお得、これでもかというほどの濡れ対策です。

外生地が防水・透湿素材なら羽毛自体に撥水はいらないんじゃないと考えちゃうんですがそんなことはないんです。シュラフは人体からどうしても湿気を持っちゃいます。でも撥水加工をした羽毛は湿気を持ちにくい。

つまり外からも中からも湿気に強いシュラフ、それがナチャラムのナンガ別注シュラフなんです。

また、ナチャラムのナンガ別注モデルは防水・透湿生地のオーロラライトの生地が10dh、既存モデルが20dnですから軽く作られています。僕もゴアテックス生地の寝袋を持っていますが防水・透湿生地は重いのが弱点、ここもおすすめポイントです。

総重量:約740ｇ、温度域:限界温度-2℃、スペック的にはモンベルのシュラフでいうとダウンハガー800 #3相当。同じ10dhの生地ですがナチャラムのナンガ別注シュラフは770FPですから羽毛量が多くなる分少し重い。でも個人的にはダウンハガー800 #3よりもナチャラムのナンガ別注シュラフのほうが魅力的。


登山ならスリーシーズン、オートキャンプならオールシーズン使えそうなモデルですね、ナチャラムさんに拍手です。