テントのカビ取りに失敗しました
テントに黒カビが発生してしまった場合、除去は不可能なんでしょうか。
ネットではほぼ不可能、手入れが悪い、保管が悪い、予防しないのが悪い、そのような記事がほとんどです。
テントクリーニング.comさんでも黒カビはアウト。ある意味黒カビは加水分解より始末が悪いかも。
なんとかしようと実際に悪戦苦闘されている方の記事はとても参考になります。
自分も黒カビテント所有者です。 Sierra Designs Tent Hercules Assault V2(シェラデザイン)

過去に某オークションで「数回しか使用していません」の説明文を信じて購入したのですが届いたテントは
目を覆いたくなるような黒カビテント
泥汚れもひどいものでした。
画像がメーカー画像だったので一抹の不安がありましたが、買ってしまいました。
いままでオークションで入手した中で最悪の商品を・・・とてもこの状態で使用することは出来ません。
でも、実際の商品画像の無い商品をギャンブルで買ってしまったのは自分なので、駄目だったら捨てるつもりで、黒カビ除去に挑戦することにしました。
いろいろ情報収集してみると
○カビ強力除去スプレーが成功例がおおい。
○カビ除去スプレーは強力タイプとソフトタイプがあるが、ソフトタイプは時間がかかるので防水コートに影響が出る場合がある。
どうやらすばやく作業するとういのが成功の鍵のようです。
そこで今回は
■カビ強力除去スプレーは強力タイプを使う。
■カビが取れたらすぐ水で流す。
という作戦にしました。
挑戦するテントは防水透湿性素材のシングルウォールテント全室付きです。
全室部分は通常のフライシートと同じく内側がPUコーティング。Sierra Designs(シェラデザイン)のテントのPUコーティングは過去の使用歴から結構処理が良かったので、カビ強力除去スプレーに耐えてくれるような気がします・・・。
カビ強力除去スプレーを注文、商品を待つ間にまずは汚れを落とします。
浴槽で水洗いし乾燥、水が真っ黒です。

外側のひどい黒カビ、全面。 (ノ゚ο゚)ノ

注文の翌日にカビ強力除去スプレーが到着しました。

本体部分は防水透湿性素材のシングルウォールテントなので外側、内側で仕様が異なります。
内部のカビは外部ほどひどくはないのですが室内側なので、最初に処理することに決めました。
テントを裏返しにして、直接スプレーよりダメージがすくなくなるように水で全体を濡らしてスプレー開始。

しばらく待つとカビが消えていきます、すごい!
ところが白い部分に異変が!あわてて水で洗い流しましたが時すでに遅し・・・・。
かなり素早くやったつもりなんですが、内側のコーティング生地がボロボロと、とれてしまいました。 (´゚ェ゚`)


全室(ダブルウォールテントのフライシートと同じ構造部分)で試してからの開始だったのですが、本体部の裏生地は劣化もあって思いのほかデリケートでした。
防水透湿性素材のシングルウォールですので、フライシートのようにコーティングを剥がして防水コーティングで再生というわけにはいきません。ショック!
万事休す、さよならです。
弱いタイプのスプレーにすればよかったのかとも考えましたが、多分結果は同じだったと思います。(後で外側を試してそう思いました)
もうしょうがないのでここからは実験です!
テントの外側のひどい黒カビは取れるのか???
テントの裏返しを直して外側にスプレーしてみました。

かなり頑固な黒カビだったので、繰り返し処理が必要でしたが黒カビは取れました。
黒カビが浮いてきてコロコロ取れるのにはビックリしました。カビ強力除去スプレーはかなり強力です。
でも、裏側の生地にはやはりダメージが・・・外側からやっていたらテントを裏返にした瞬間ショックを受けていたはず。

全室部分(ここは通常のテントのフライシートと同じ構造)は本体ほどきれいには取れませんでしたが、かなり目立たなくなります。
※シェラデザインの防水コーティングはやっぱり強かった。
しかし、テント生地はこんな強力な臭いのする薬剤をかけても大丈夫なのかな?という不安はぬぐえません。
全てのテントに当てはまらないと思いますが
■防水透湿性素材のシングルウォールテントにカビ強力除去スプレーは危険。
■ダブルウォールテントでも防水コーティングを傷めずに黒カビを除去するにはかなりのテクニックが必要。(特に古いテントやベタつきやすいメーカーのテント)
■薬品でのカビ取りは、テント生地に少なからずダメージを与える。
「カビを死滅させることはできるが、カビの色素を落とす事はできない、カビの色素を落とそうとすると生地が痛む」
古いテントのフライシート黒カビ取りには、防水コーティング再処理の覚悟をもって臨んだ方がいいかもしれません。
今回の黒カビ除去作戦は大失敗に終わりました。
処理中にテントをよく見たら全室部分が破けてたし、このテントは諦めます。
やっぱりテントにはカビは発生させないように、日頃からちゃんと手入れをやらないと駄目ってことですね。


ネットではほぼ不可能、手入れが悪い、保管が悪い、予防しないのが悪い、そのような記事がほとんどです。
テントクリーニング.comさんでも黒カビはアウト。ある意味黒カビは加水分解より始末が悪いかも。
なんとかしようと実際に悪戦苦闘されている方の記事はとても参考になります。
自分も黒カビテント所有者です。 Sierra Designs Tent Hercules Assault V2(シェラデザイン)

過去に某オークションで「数回しか使用していません」の説明文を信じて購入したのですが届いたテントは
目を覆いたくなるような黒カビテント
泥汚れもひどいものでした。
画像がメーカー画像だったので一抹の不安がありましたが、買ってしまいました。
いままでオークションで入手した中で最悪の商品を・・・とてもこの状態で使用することは出来ません。
でも、実際の商品画像の無い商品をギャンブルで買ってしまったのは自分なので、駄目だったら捨てるつもりで、黒カビ除去に挑戦することにしました。
いろいろ情報収集してみると
○カビ強力除去スプレーが成功例がおおい。
○カビ除去スプレーは強力タイプとソフトタイプがあるが、ソフトタイプは時間がかかるので防水コートに影響が出る場合がある。
どうやらすばやく作業するとういのが成功の鍵のようです。
そこで今回は
■カビ強力除去スプレーは強力タイプを使う。
■カビが取れたらすぐ水で流す。
という作戦にしました。
挑戦するテントは防水透湿性素材のシングルウォールテント全室付きです。
全室部分は通常のフライシートと同じく内側がPUコーティング。Sierra Designs(シェラデザイン)のテントのPUコーティングは過去の使用歴から結構処理が良かったので、カビ強力除去スプレーに耐えてくれるような気がします・・・。
カビ強力除去スプレーを注文、商品を待つ間にまずは汚れを落とします。
浴槽で水洗いし乾燥、水が真っ黒です。

外側のひどい黒カビ、全面。 (ノ゚ο゚)ノ

注文の翌日にカビ強力除去スプレーが到着しました。

本体部分は防水透湿性素材のシングルウォールテントなので外側、内側で仕様が異なります。
内部のカビは外部ほどひどくはないのですが室内側なので、最初に処理することに決めました。
テントを裏返しにして、直接スプレーよりダメージがすくなくなるように水で全体を濡らしてスプレー開始。

しばらく待つとカビが消えていきます、すごい!
ところが白い部分に異変が!あわてて水で洗い流しましたが時すでに遅し・・・・。
かなり素早くやったつもりなんですが、内側のコーティング生地がボロボロと、とれてしまいました。 (´゚ェ゚`)


全室(ダブルウォールテントのフライシートと同じ構造部分)で試してからの開始だったのですが、本体部の裏生地は劣化もあって思いのほかデリケートでした。
防水透湿性素材のシングルウォールですので、フライシートのようにコーティングを剥がして防水コーティングで再生というわけにはいきません。ショック!
万事休す、さよならです。
弱いタイプのスプレーにすればよかったのかとも考えましたが、多分結果は同じだったと思います。(後で外側を試してそう思いました)
もうしょうがないのでここからは実験です!
テントの外側のひどい黒カビは取れるのか???
テントの裏返しを直して外側にスプレーしてみました。

かなり頑固な黒カビだったので、繰り返し処理が必要でしたが黒カビは取れました。
黒カビが浮いてきてコロコロ取れるのにはビックリしました。カビ強力除去スプレーはかなり強力です。
でも、裏側の生地にはやはりダメージが・・・外側からやっていたらテントを裏返にした瞬間ショックを受けていたはず。

全室部分(ここは通常のテントのフライシートと同じ構造)は本体ほどきれいには取れませんでしたが、かなり目立たなくなります。
※シェラデザインの防水コーティングはやっぱり強かった。
しかし、テント生地はこんな強力な臭いのする薬剤をかけても大丈夫なのかな?という不安はぬぐえません。
結論
全てのテントに当てはまらないと思いますが
■防水透湿性素材のシングルウォールテントにカビ強力除去スプレーは危険。
■ダブルウォールテントでも防水コーティングを傷めずに黒カビを除去するにはかなりのテクニックが必要。(特に古いテントやベタつきやすいメーカーのテント)
■薬品でのカビ取りは、テント生地に少なからずダメージを与える。
「カビを死滅させることはできるが、カビの色素を落とす事はできない、カビの色素を落とそうとすると生地が痛む」
古いテントのフライシート黒カビ取りには、防水コーティング再処理の覚悟をもって臨んだ方がいいかもしれません。
今回の黒カビ除去作戦は大失敗に終わりました。
処理中にテントをよく見たら全室部分が破けてたし、このテントは諦めます。
やっぱりテントにはカビは発生させないように、日頃からちゃんと手入れをやらないと駄目ってことですね。
2015/08/10
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