過去記事「SOTOのバーナーがいいらしい」で興味のあったSOTOのバーナー。アミカス（SOD-320）とウインドマスター（SOD-310）で迷いましたが結局購入したのは「マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310」。

何故アミカス（SOD-320）にしなかったのか、ウインドマスター（SOD-310）が手元に来てびっくりしたことなど・・・私見ですが簡単にレビュー。








「PRIMUS 2243/44　シングルバーナー」に次いで二つ目のガス型シングルバーナーです。


PRIMUS 2243/44　シングルバーナーが壊れたわけではないのですがトレッキング、キャンプの予備用に持っていてもいいかなと思って購入しました。

欲しかったバーナーの条件は「そこそこ風に強い」「そこそこ軽い」「そこそこ収納がコンパクト」ということ、お湯が早く沸かせるとかいうのはあまり気にしません。

手元に来てびっくりしたこと1

見て真っ先にびっくりしたのがＯリング、2個付いてる！

プリムスのバーナーではガスの取り付け時に少なからずガスの匂いを嗅ぐことになりますがSOTOのウインドマスターではほぼそういうことはありません。

これは本当にびっくりでした、でもその分ガスカートリッジへの取り付けは硬くなります。

ネットで良く「ガス缶に強く締めこまないとガスが出ない」という記事を見かけますが、きっと原因はコレなんでしょうね。

手元に来てびっくりしたこと2

音が静か！

PRIMUS 2243/44　シングルバーナーは勇ましい音がしますがウインドマスターSOD-310はとても静かです。

手元に来てびっくりしたこと3

やっぱり軽い！

オプションの4本ゴトクを装着しても87gです、大きさもコンパクト。

使ってみて感じたこと

バルブが秀逸！

このストーブはマイクロレギュレーターのバネのため、つまみの遊びが約1回転あります。わずかな回転でガスが出る通常のバーナーに比べとても安心です。軽く閉めるだけでガスが遮断されます。

マイクロレギュレーターについて

マイクロレギュレーターはバルブに余力を持たせてガス缶内圧の低下でも火力が落ちないように調圧する仕組み。でも自分の場合ガスを全開で使用することは無いので火力が落ちたら手動でバルブを開ければいいと思うのでマイクロレギュレーターのメリットはあまり感じない。

寒さ対策ならプレヒートパイプやガスをバーナーに火で温めるパワーブースター（ほとんど無くなった）のほうが効果はある気がする。

でもマイクロレギュレーターのバネのおかげでバルブの開閉がとてもスムーズ。火力が落ちないことよりもこのバルブの滑らかさ、微調整のやり易さがマイクロレギュレーターバルブの凄いところだと思う。（まさに下町ロケット）

購入前に強度がなさそうなつまみが心配だったのですが全く問題ありませんでした。逆にデリケートな調整が出来るマイクロレギュレーター付きストーブにはこの形状がベストなのかもしれません。（強く締められませんから）

何故アミカスにしなかったのか

アミカス（SOD-320）とウインドマスター（SOD-310）の最大の違いはマイクロレギュレーターがあるかないか、でも僕がアミカス購入を辞めた理由はゴトク。

アミカス（SOD-320）は4本ゴトクですがゴトクサイズが106mmです、1-2用のコッヘルなら問題ないのですが3-4人用となるとちょっと厳しい。




ウインドマスター（SOD-310）は標準が100mmですがオプションの4本ゴトクは144mm、これがアミカスを辞めた理由です。

アミカス（SOD-320）は重量が81g、ウインドマスター（SOD-310）は標準で67g、オプションの4本ゴトク装着でも87gなので重さもそんなにかわりません。

ウインドマスター（SOD-310）の標準ゴトクよりオプションの4本ゴトクのほうが収納が便利です、それに装着も簡単。僕が標準のゴトクを持って行くことはないと思う。










個人的にはソロでしか利用しないという方以外は、少し値段は高いですがアミカス（SOD-320）よりもウインドマスター（SOD-310）がおすすめです。

シンプルなモデルよりは構造が少し複雑なので耐久性はわかりませんが、複雑といってもめちゃくちゃ複雑な訳ではないのでそんなに心配してません。



＜2人用コッヘルにコップ、ガスカートリッジ、バーナーが収まりました＞










オプションの4本ゴトク付きのお得なセット