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いろいろな自在金具の「使い方と使いやすさ」

   


テントやタープに使う自在金具、この頃はヒルバーグの三角型自在がお気に入りなんですが、他にもおすすめの自在金具があるので紹介します。

いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ<自在金具の選び方 2021年版>



いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ<自在金具の選び方>


使い方はこんな感じです、見やすいように蛍光の張り綱(ガイロープ/ガイライン)にしました。

■自在金具を選ぶときのポイント


○ロープの太さにあった自在金具を選ぶ・・・あっていないとすぐ緩みます。
○なるべく軽いものを選ぶ・・・強風などで外れたときに人やテントへのダメージが少ない。


■自在金具はテント側、それともペグ側?


ロープ(張り綱)の長さを調節してテントやタープにテンションをかけるのが目的なので、どっちでも構いませんが通常はペグ側が使いやすい。そもそもテント高さのあるテントやタープでは上に付けたら手が届かない。

テント側にするのは地面側にペグが使えないとき、石などに固定した場合はテント側に自在があったほうが使いやすい。


■自在結びをすればいらないんじゃない?


ロープワークにたけた方ならいらないかもしれませんが、細いロープや硬いロープでは自在結びがあまり効きません。今は軽量のいい自在金具(プラスチックが多いですが)が沢山ありますので使ったほうが楽です。自在結びは覚えていて損はないとは思いますが・・・


■テントの軽量化がもたらした自在金具の変化


最近はテントの軽量化がトレンドになってます、この傾向はどうなのかなとも思うのですが流行りなのでしょうがありません。テントが軽量化されて薄い生地になってくると張り綱や自在金具も軽量化されてきます。

技術の進歩で細くしても強度は強いロープが登場しています、しかし細いロープは自在結びは効かない、今までの自在金具では上手く効かないという問題が出てきます。

MSRからは円形の自在金具も発売されています。こちらはロープ1.8mmです。

MSR ウルトラライト ユーティリティー コードキット





■自在金具は凶器に変わる


テント、タープ、今はほとんどプラスチック製を使ってます。「自在金具を選ぶときのポイント」にも書いたんですが強風ではペグが抜けてしまうことがあります。キャンプ場では誰かがつまづいてペグが緩む場合があり、それに気が付かないでいるとちょっとの風でもペグは抜けます。

そんな時、自在金具は宙を舞うわけで金属製の大きな自在はとても危険、特にペグ側で長さを調整していた場合はかなり怖い。ガイライン(張り綱)も細くても強度のあるものが多くなり大型の自在金具は要らなくなってきた。

そんな理由で人やテントへのダメージが少ない小型のプラスチック製自在を今は使ってます。


■距離が短い場合に便利な金具


短い範囲でロープの調整が必要な場合、自在金具では不便な場合があります。金具を使わない自在結びではもっと不便。そんな時におすすめなのは「カムジャム」という金具です。材質はプラスチックとアルミがあり、大きさも何種類かありますのでロープの太さで選べます。

「カムジャム」という金具



■実践 自在金具の選び方



まずは使っているロープに合った自在金具を選びましょう、この頃のテントの張り綱(ガイロープ/ガイライン)は2mmが主流みたいですけど、自分は古いテントが多いので3mmを使うことがおおいです。

ロープの通し方の基本。

いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ 2


オースドックスな自在金具は使い方が2通りあります、右側が強いと言われてるんですが自分は左側で使ってます。

いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ 3


そしておすすめの自在というのはシェラデザインズ(SIERRA DESIGNS)の自在、古いものなのでなかなか入手できないかもしれませんが、CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) から同機能の自在が販売されています。
※最新のシェラデザインズ(SIERRA DESIGNS)テントの自在は知らない (^^;

いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ 4


CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) カラーアルミ製自在








この自在の凄いところは結び目をほどかなくても自在を「テント側」「ペグ側」とすぐに入れ替えられことで、臨機応変にアレンジできますので結び目を「ひきとけ結び」にする必要もありません。自在の厚みが絶妙でロープが緩みにくい構造です。

いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ 5


それと、もう一つおすすめなのがナイトアイズ(NITEIZE)、テントやタープに使うことはあまりありませんが便利です。

いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ 5


いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ 7


いろいろな自在金具の使い方と使いやすさ 8


NITEIZE(ナイトアイズ) フィギュア9


NITEIZE(ナイトアイズ) フィギュア9 2


NITEIZE(ナイトアイズ) カラビナフィギュア9






■自分が使いにくいと思ったら交換してみる



人がどう言おうと自分が使いにくいと思ったら迷わず交換します、使うのは自分なので。(笑)

ハイドアウト テントに付いてきた自在金具はカッコ良かったんですが、ちょっと自分には使いづらかったのですぐに交換しました。

<ハイドアウト テント>をちょっこっと改造・・・「使いづらい自在金具の交換」2 コマクサ印


↓↓↓

<ハイドアウト テント>をちょっこっと改造・・・「使いづらい自在金具の交換」3 コマクサ印




自在金具はロープとの相性があるので気を付けてくださいネ。




■2021売れている自在金具



最近人気の自在金具はどれなんでしょう?ちょっとアマゾンをチェックしてみました。

三つ目の自在金具がなかなか人気でした、こちらはナイトアイズ(NITEIZE)的な使い方。滑りやすいロープも確実にロックしそうです。



最近人気の自在金具



こちらはシェラデザインの自在と同じ使い方、3~4mmが適切なサイズのようです。


MSRのカムリング、こちらは溝にひっかけるタイプ。ロープ径3mmから5mmに対応のラージモデル。


細めのロープに使えそうなのでこちら、価格も安価です。


自在金具とロープがセットになったもの、ロープの色、太さも多くのバリエーションがあります。



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この記事へのコメント
MINIMUMの方も見てます。
開放してる自在の方が使いやすいですよね。
今だとMONORALのガイラインセットについてる自在がいい感じですよ。
necrime
2019年06月17日 23:29
necrimeさんこんにちは!

MONORALのガイラインセット見ました、2段階調整が凄くいいですね。個人的にはSラインロックだけ単品で販売してくれると嬉しいです(笑)

とてもいい情報をありがとうございました。

シッポナシッポナ
2019年06月18日 09:39
 
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