ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 関東 ギアのお手入れアウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

Slow Down

Feel free to go outdoors

テントのべたつきを修理する⑤<テント窓修理がフライシートを防水加工する羽目になる>

   


2つのマーモットテントのベタつき修理を頑張ってます、まずはダメージの少ないシングルウォールテントから終わらせる予定。

テントのべたつきを修理する⑤<テント窓修理がフライシートを防水加工する羽目になる>
<これはこの記事の最終段階の画像です>



シングルウォールテントの前室部分の窓はアイロンで修復、シリコンシームシーラーで頑張ってはみたのですが、剥がれるのは時間の問題のようです。

覚悟を決めてダブルウォールテント同様、窓をいちど全部剥がして、貼りなおすことにしました。


テントの窓をどう修理すればいいのか


窓の部分はアイロンで再圧着、そしてシリコンシームシーラーで補強したんですが、シリコンシームシーラーが乾燥まで2~3日かかった。だけど乾燥後少し触ったらすぐに剥がれ始めた、テント窓の透明なゴム材質がなかなか手ごわいようです。

こうなったら剥がして接着!接着剤をいろいろピックアップします。

接着剤候補① シームグリップ+SIL


僕が持っているシリコンシームシーラーの最新モデル、本来はシリコンナイロン専用の補修・目止め剤。今は撥水もフッ素系ではなくシリコン系を使っているので普通のテントにも使ってる。でも接着系の シームグリップではないので駄目かも。

乾燥時間が心配だし接着力も少し不安。



接着剤候補② ペタックスボンド(強力接着剤)


カヌーの修理などにも使っている記事も見たのでかなり強力なのでしょう、でもちょっと値段が高いのと業務用のためなのか量が多い。
ペタックスボンド



接着剤候補③


どこでも売ってる接着剤、これでいいやと思ったけど近くのお店で売ってなかった。



接着剤候補④ ウルトラ多用途S・U プレミアムソフト


近所のお店で見つけたボンド 、硬化してもやわらかいというので今回はこれに決定。



フライシートを防水加工する羽目になる



接着前になるべく接着部分を綺麗にしようと思いパーツクリーナーで拭いてみたけど全然綺麗にならない。そこでシリコンシームシーラーを薄めるのに使った「ラッカーうすめ液」を使ったところ、なんとこれが大失敗!窓の周りのウレタンコーティングがとれてしまいました。

フライシートの生地がペラペラに・・・フライシートの防水コーティングを重曹などでを剥がす記事をよく見ますが、処理後はきっとこんな状態になるのでしょう、ただの布になってしまいました。

思わぬ失敗で防水処理用の防水液が必要になった・・・そこでこちらもピッアップ。

防水剤候補① 日本特殊塗料 nittoku 強力 防水一番


テントに使っている人もいるみたいなんだけど、レビューを見るとサラサラらしい、ひょっとするとPOLON-T(ポロンT)と同じ撥水剤?



防水剤候補② TEMPO パラウエット テント用強力防水液


こちらも、レビューを見るとサラサラらしい、これも撥水剤?



防水剤候補③ WHITE BEAR(ホワイトベア) アウトドア テント用 防水液


こちらはドロドロしていていて、間違いなく防水剤のようです。でも量が多い、窓の周り以外この先使うことは無いと思うので勿体ないかも。



防水剤候補④ シリコンシームシーラー





サラサラな溶剤が防水処理用ではないと言い切れないんですが撥水処理用の可能性が高い、そこで今回はとりあえずシリコンシームシーラーを薄めて塗ってみようと思います。ネットではシリコンシーラントを薄めて塗っているという記事も見かけたのでいけるかもしれません、問題は塗る粘度だろう。


道具はそろったので作業開始!



まずは剥がした窓を接着、ゴルフクラブのヘッドは接着面を擦るのにいいかと思い用意・・・全く役にたちませんでした。

テントのべたつきを修理する⑤<テント窓修理がフライシートを防水加工する羽目になる>1


防水コーテイングの剥がれたペラペラの布に窓を接着するのは大変、取り付け部分の穴も拭いた為なのか広がってる!窓を伸ばしながら貼らないとならない。
・・・・・結果クチャクチャになりました。

テントのべたつきを修理する⑤<テント窓修理がフライシートを防水加工する羽目になる>2


接着部分を圧着するために本を重石にして一晩放置、翌日にフライシートの防水処理。ちょうどいい筆が無かったの歯ブラシを使った。

テントのべたつきを修理する⑤<フライシートを防水加工する羽目になる>3



なんとシリコンシーラントを薄く塗ったらベタつきが無くなった



窓も接着は苦戦、接着剤の効果が思いのほか速くグチャグチャになってしまいました。次回のダブルウォールテントでも何回かに分割して貼っていこうと思います。

簡易防水加工はとても満足、かなり薄く塗りましたが何もない状態に撥水加工よりは心強い、そして、なによりびっくりしたのが表面がサラサラになった。これは使ったシームシーラーがシリコン系だったからかもしれない。

今まででベタつき軽減作業の中でも一番効果が高い。

今回はシングルウォールテントの前室部分だったのでよかったけど、ダブルウォールテントのフライシート全面となるとちょっとシンドイ作業になると思う。

でもこの作業は自分のなかで「テントベタつき軽減の最後の砦」となりそうです。

マーモットのこのオレンジツートンテントシリーズは、モス(MOSS)やMSRに比べても僕の中でも最強レベルの加水分解しやすいテント。処理後はシュラフ保管袋(メッシュ)でテントを保管することにしました。

シュラフ保管袋(メッシュ)でテントを保管



2018/05/14
テントのべたつきを修理する①<フライシートの加水分解>
試し張りのみのテントのフライシートがベトベトに、やってしまいました!今まで持っていたテントでの最短記録、購入後3年持たず。試し張りのみですので濡れたまま保管ということのありません、スタッフザックからは出してゆったりめの段ボールに保管していました。テントにより加水分解しやすいモデルがあるんです…

2018/08/15
テントのべたつきを修理する②<無水エタノール>
テントのべたつきを修理する、かなり間が空いてしまいましたが2回目です。なかなかやる気が起きなかったんですが、このままでは益々まずい状況になりそうなので作業を始めました。今回のべたつき修復は「テントベトツキ修復液」で挑むのですが、その前にやらないといけない作業があります。それはシームテープ剥がし。…

2018/08/16
テントのべたつきを修理する③<シームテープを剥がす/シームテープの除去>
フライシートのべたつきを修理をする前の難関、シームテープ剥がし。手がベトベトになるのが嫌なので前回「無水エタノール」なるものを導入しましたが全く無意味でした。もう手がベトベトになるのを覚悟してシームテープを剥がしました。シームテープには厚いタイプと薄いタイプがあり、オートキャンプ用のテント…

2018/08/18
テントのべたつきを修理する④<テントベトツキ修復液>
シームテープの除去とパーツの取り外しが終わったので、いよいよ「テントベトツキ修復液」での作業を開始しました。「テントベトツキ修復液」を使うのはマーモットのシングルウォールテントとダブルウォールテント。ダブルウォールテントはフライシート、シングルウォールテントは前室の部分が購入後3年で加水分解でベト…









タグ :加水分解

このブログの人気記事
<アウトドアブームの終焉!?>「ザ・ノース・フェイス」を買収したVFがラグジュアリーストリートに方向転換。
<アウトドアブームの終焉!?>「ザ・ノース・フェイス」を買収したVFがラグジュアリーストリートに方向転換。

ヘキサファイアピット <二次燃焼構造の焚火台> DCM 税込み6578円・・・レビュー!!
ヘキサファイアピット <二次燃焼構造の焚火台> DCM 税込み6578円・・・レビュー!!

ソロキャンプに使いたくなる軽量なフロアレスシェルターがもうすぐ発売!<ブッシュクラフト、パップテント、秘密基地>
ソロキャンプに使いたくなる軽量なフロアレスシェルターがもうすぐ発売!<ブッシュクラフト、パップテント、秘密基地>

「本当に使いやすいサイズのシェラカップ」ZANEARTS(ゼインアーツ)、 ロッキーカップタイプのステンレスシェラカップ
「本当に使いやすいサイズのシェラカップ」ZANEARTS(ゼインアーツ)、 ロッキーカップタイプのステンレスシェラカップ

ミニマムなキャンプ道具を使うために・・・<大型シェルター買いました!>
ミニマムなキャンプ道具を使うために・・・<大型シェルター買いました!>

同じカテゴリー(■用品メンテナンス)の記事



 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。