テントのべたつきを修理する⑤<テント窓修理がフライシートを防水加工する羽目になる>
2つのマーモットテントのベタつき修理を頑張ってます、まずはダメージの少ないシングルウォールテントから終わらせる予定。

<これはこの記事の最終段階の画像です>
シングルウォールテントの前室部分の窓はアイロンで修復、シリコンシームシーラーで頑張ってはみたのですが、剥がれるのは時間の問題のようです。
覚悟を決めてダブルウォールテント同様、窓をいちど全部剥がして、貼りなおすことにしました。
窓の部分はアイロンで再圧着、そしてシリコンシームシーラーで補強したんですが、シリコンシームシーラーが乾燥まで2~3日かかった。だけど乾燥後少し触ったらすぐに剥がれ始めた、テント窓の透明なゴム材質がなかなか手ごわいようです。
こうなったら剥がして接着!接着剤をいろいろピックアップします。
僕が持っているシリコンシームシーラーの最新モデル、本来はシリコンナイロン専用の補修・目止め剤。今は撥水もフッ素系ではなくシリコン系を使っているので普通のテントにも使ってる。でも接着系の シームグリップではないので駄目かも。
乾燥時間が心配だし接着力も少し不安。


カヌーの修理などにも使っている記事も見たのでかなり強力なのでしょう、でもちょっと値段が高いのと業務用のためなのか量が多い。

どこでも売ってる接着剤、これでいいやと思ったけど近くのお店で売ってなかった。


近所のお店で見つけたボンド 、硬化してもやわらかいというので今回はこれに決定。


接着前になるべく接着部分を綺麗にしようと思いパーツクリーナーで拭いてみたけど全然綺麗にならない。そこでシリコンシームシーラーを薄めるのに使った「ラッカーうすめ液」を使ったところ、なんとこれが大失敗!窓の周りのウレタンコーティングがとれてしまいました。
フライシートの生地がペラペラに・・・フライシートの防水コーティングを重曹などでを剥がす記事をよく見ますが、処理後はきっとこんな状態になるのでしょう、ただの布になってしまいました。
思わぬ失敗で防水処理用の防水液が必要になった・・・そこでこちらもピッアップ。
テントに使っている人もいるみたいなんだけど、レビューを見るとサラサラらしい、ひょっとするとPOLON-T(ポロンT)と同じ撥水剤?


こちらも、レビューを見るとサラサラらしい、これも撥水剤?


こちらはドロドロしていていて、間違いなく防水剤のようです。でも量が多い、窓の周り以外この先使うことは無いと思うので勿体ないかも。




サラサラな溶剤が防水処理用ではないと言い切れないんですが撥水処理用の可能性が高い、そこで今回はとりあえずシリコンシームシーラーを薄めて塗ってみようと思います。ネットではシリコンシーラントを薄めて塗っているという記事も見かけたのでいけるかもしれません、問題は塗る粘度だろう。
まずは剥がした窓を接着、ゴルフクラブのヘッドは接着面を擦るのにいいかと思い用意・・・全く役にたちませんでした。

防水コーテイングの剥がれたペラペラの布に窓を接着するのは大変、取り付け部分の穴も拭いた為なのか広がってる!窓を伸ばしながら貼らないとならない。
・・・・・結果クチャクチャになりました。

接着部分を圧着するために本を重石にして一晩放置、翌日にフライシートの防水処理。ちょうどいい筆が無かったの歯ブラシを使った。

窓も接着は苦戦、接着剤の効果が思いのほか速くグチャグチャになってしまいました。次回のダブルウォールテントでも何回かに分割して貼っていこうと思います。
簡易防水加工はとても満足、かなり薄く塗りましたが何もない状態に撥水加工よりは心強い、そして、なによりびっくりしたのが表面がサラサラになった。これは使ったシームシーラーがシリコン系だったからかもしれない。
今まででベタつき軽減作業の中でも一番効果が高い。
今回はシングルウォールテントの前室部分だったのでよかったけど、ダブルウォールテントのフライシート全面となるとちょっとシンドイ作業になると思う。
でもこの作業は自分のなかで「テントベタつき軽減の最後の砦」となりそうです。
マーモットのこのオレンジツートンテントシリーズは、モス(MOSS)やMSRに比べても僕の中でも最強レベルの加水分解しやすいテント。処理後はシュラフ保管袋(メッシュ)でテントを保管することにしました。


<これはこの記事の最終段階の画像です>
シングルウォールテントの前室部分の窓はアイロンで修復、シリコンシームシーラーで頑張ってはみたのですが、剥がれるのは時間の問題のようです。
覚悟を決めてダブルウォールテント同様、窓をいちど全部剥がして、貼りなおすことにしました。
テントの窓をどう修理すればいいのか
窓の部分はアイロンで再圧着、そしてシリコンシームシーラーで補強したんですが、シリコンシームシーラーが乾燥まで2~3日かかった。だけど乾燥後少し触ったらすぐに剥がれ始めた、テント窓の透明なゴム材質がなかなか手ごわいようです。
こうなったら剥がして接着!接着剤をいろいろピックアップします。
接着剤候補① シームグリップ+SIL
僕が持っているシリコンシームシーラーの最新モデル、本来はシリコンナイロン専用の補修・目止め剤。今は撥水もフッ素系ではなくシリコン系を使っているので普通のテントにも使ってる。でも接着系の シームグリップではないので駄目かも。
乾燥時間が心配だし接着力も少し不安。
接着剤候補② ペタックスボンド(強力接着剤)
カヌーの修理などにも使っている記事も見たのでかなり強力なのでしょう、でもちょっと値段が高いのと業務用のためなのか量が多い。

接着剤候補③
どこでも売ってる接着剤、これでいいやと思ったけど近くのお店で売ってなかった。
接着剤候補④ ウルトラ多用途S・U プレミアムソフト
近所のお店で見つけたボンド 、硬化してもやわらかいというので今回はこれに決定。
フライシートを防水加工する羽目になる
接着前になるべく接着部分を綺麗にしようと思いパーツクリーナーで拭いてみたけど全然綺麗にならない。そこでシリコンシームシーラーを薄めるのに使った「ラッカーうすめ液」を使ったところ、なんとこれが大失敗!窓の周りのウレタンコーティングがとれてしまいました。
フライシートの生地がペラペラに・・・フライシートの防水コーティングを重曹などでを剥がす記事をよく見ますが、処理後はきっとこんな状態になるのでしょう、ただの布になってしまいました。
思わぬ失敗で防水処理用の防水液が必要になった・・・そこでこちらもピッアップ。
防水剤候補① 日本特殊塗料 nittoku 強力 防水一番
テントに使っている人もいるみたいなんだけど、レビューを見るとサラサラらしい、ひょっとするとPOLON-T(ポロンT)と同じ撥水剤?
防水剤候補② TEMPO パラウエット テント用強力防水液
こちらも、レビューを見るとサラサラらしい、これも撥水剤?
防水剤候補③ WHITE BEAR(ホワイトベア) アウトドア テント用 防水液
こちらはドロドロしていていて、間違いなく防水剤のようです。でも量が多い、窓の周り以外この先使うことは無いと思うので勿体ないかも。
防水剤候補④ シリコンシームシーラー
サラサラな溶剤が防水処理用ではないと言い切れないんですが撥水処理用の可能性が高い、そこで今回はとりあえずシリコンシームシーラーを薄めて塗ってみようと思います。ネットではシリコンシーラントを薄めて塗っているという記事も見かけたのでいけるかもしれません、問題は塗る粘度だろう。
道具はそろったので作業開始!
まずは剥がした窓を接着、ゴルフクラブのヘッドは接着面を擦るのにいいかと思い用意・・・全く役にたちませんでした。

防水コーテイングの剥がれたペラペラの布に窓を接着するのは大変、取り付け部分の穴も拭いた為なのか広がってる!窓を伸ばしながら貼らないとならない。
・・・・・結果クチャクチャになりました。

接着部分を圧着するために本を重石にして一晩放置、翌日にフライシートの防水処理。ちょうどいい筆が無かったの歯ブラシを使った。

なんとシリコンシーラントを薄く塗ったらベタつきが無くなった
窓も接着は苦戦、接着剤の効果が思いのほか速くグチャグチャになってしまいました。次回のダブルウォールテントでも何回かに分割して貼っていこうと思います。
簡易防水加工はとても満足、かなり薄く塗りましたが何もない状態に撥水加工よりは心強い、そして、なによりびっくりしたのが表面がサラサラになった。これは使ったシームシーラーがシリコン系だったからかもしれない。
今まででベタつき軽減作業の中でも一番効果が高い。
今回はシングルウォールテントの前室部分だったのでよかったけど、ダブルウォールテントのフライシート全面となるとちょっとシンドイ作業になると思う。
でもこの作業は自分のなかで「テントベタつき軽減の最後の砦」となりそうです。
マーモットのこのオレンジツートンテントシリーズは、モス(MOSS)やMSRに比べても僕の中でも最強レベルの加水分解しやすいテント。処理後はシュラフ保管袋(メッシュ)でテントを保管することにしました。

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