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テントのべたつきを修理する①<フライシートの加水分解>

   


試し張りのみのテントのフライシートがベトベトに、やってしまいました!今まで持っていたテントでの最短記録、購入後3年持たず。

試し張りのみですので濡れたまま保管ということのありません、スタッフザックからは出してゆったりめの段ボールに保管していました。

テントにより加水分解しやすいモデルがあるんですがここまで早いとは、うかつでした。

MOSSやMSRでもベトベトになりやすいモデルとなりにくいモデルがあります、加水分解してベトベトになるのは手入れや保管方法以前にそもそものテントの生地、コーティングに問題があるのではないかと思ってしまう。

テントのべたつきを修理する①<フライシートの加水分解>1


テントのべたつきを修理する①<フライシートの加水分解>2


今回フライシートが加水分解したテントはシームテープは勿論、シームテープの上に貼ってあったベンチレーター用アダプター、透明の除き窓まで剥がれています。


過去に廃棄処分したテントをふたつ、ひとつ目はザ・ノースフェイス(The North Face)VE-25テント、フライシートの加水分解と黒い粉だけに変わってしまったスペーサーを見て「これは駄目だ」と思いお別れ。

2016/04/23
MOSS Parawing(モス パラウィング)とザ・ノースフェイス(The North Face)VE-25テント
モス(MOSS)の19フィートパラウイング(Parawing)ブルー。ショップにはタン(ベージュ)、レッド、ブルーのMOSS 19f Parawing(モス パラウィング)があったのですが3色のなかでブルーがとても気に入り買いました。(25年以上前の話ですけど・・・)テントはThe North Face(ザ・ノースフェイス)のVE-25でフライシ…


ふたつ目はSierra Designs Tent Hercules Assault V2(シェラデザイン)、カビ取りに失敗してお別れ。

2015/08/25
テントのカビ取りに失敗しました
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今回のマーモットのMarmot Thor 3P Tentは全然使ってないのでなんとかしたい!

2015/10/07
テントのガイライン(張り縄・張り綱)の交換
週末は天気が良かったので、テントのガイライン(張り縄・張り綱)交換に行ってきました。テントはマーモットのMarmot Thor 3P Tent、ガイラインを取り付ける箇所が多いので少し簡素化したかったので・・・。^^;フライシートにガイラインホールがあるモデルではないので、方向はあまり気にせずフライシート…


そこで修復方法を検討しました。


現状を分析する


今までの対応方法は・・・

レベル1 → 触ると内側の素材が手に付着するようなことは無いが、少しべたべたする。
レベル2 → 触ると内側の素材が少し手に付着するような感覚がする。
レベル3 → 触ると手がベトベトになる。

レベル1対応方法 → シリコンスプレーを吹き付けた布で拭く。表面に薄いシリコン膜を作る。
レベル2対応方法 → Collonil(コロニル)ナノプロをスプレーする。内部にはフッ化炭素樹脂が浸透し表面に薄いシリコン膜を作る。
レベル3対応方法 → ここまできたテントはVE-25だけ、この時はテントとお別れしたのでレベル3の修理経験はない。

今回はレベル3 ガーン


レベル3にどう対応するか



重曹でコーティングを剥がす


重曹処理でポロンTという情報が多いけど、重曹は内側、ポロンTは外側なので重曹処理したら内側は何らかのコーティングが必要になると思う。このコーティングが問題、シリコンシーラントを薄めて塗るという情報もあるけどテクニックが必要そうなので重曹は最後の手段。

噂のテントベトツキ修復液を使う


ナチュログのユーザーの方が販売している「テントベトツキ修復液」、5,600 円+送料416円。レビュー等を見ると効果があるみたい。

きたじょう工房の【ベタツキ(及び臭い・匂い)軽減処理】を利用する


ブログにコメントを頂きモステントを譲った方から教えてもらった「きたじょう工房」、そこで「ベタツキ(及び臭い・匂い)軽減処理」というサービスを見つけました。
あなたのフライシートやタープ、ベタベタしていませんか?劣化すると防水加工(PU加工:ポリウレタン)が反応しベタベタ・バリバリと貼りつくようになってきます。このままでは撤収(畳んだ)状態から強引にバリバリ剥がすと生地(幕体)が簡単に切れる危険性があります!そこでベタツキを軽減するサービスを承っております。
 残念ながらPU後加工(あとかこう)は不可能ですので、特殊なシリコン溶液と劣化防止剤を混ぜてベタツキを被膜します。但し、半永久的に持続する訳ではありませんので、数年後同じような症状になってしまった場合、またお声をかけて下さい。オールド幕ユーザーさんは特にメンテナンスが大事です!

 現在、多くのお客様のテント・フライシート・タープに施工させて頂きましたが、撥水加工とベタツキ軽減加工を同時に処理させて頂いたそのほとんどの皆様から「臭い・匂いも取れた!!」とお喜びの声を頂いております。これは撥水剤とシリコン剤とでダブル被膜することによってと推測しますが、さらに熱プレス加工で臭いが軽減されているのではないか?と思います。特にMossユーザーの皆様から大変喜ばれています。

 是非体験してみてはいかがでしょうか?


金額は3人用フライシートだと 15,000円 程度、「テントベトツキ修復液」が6,016円なので作業時間を考えるときたじょう工房さんに頼むのもいいかもしれない。

ただ、問題はベンチレーター用アダプターと透明の除き窓、これは直して貰えないだろう。


今回の修理方法


今回は自分で作業してみたかったので「テントベトツキ修復液」を試してみることにしました。

テントのべたつきを修理する①<フライシートの加水分解>3


テントベトツキ修復液で一部をテスト
↓NGの場合
きたじょう工房さんに相談
↓NGの場合
重曹で剥離

この順番でいってみようと思います、経過は随時UP予定です。

とりあえず加水分解しやすそうなテント、フライシートはシュラフ保管用スタッフザックに移しました。

テントのべたつきを修理する①<フライシートの加水分解4

2016/08/22
テントの乾燥剤(湿気取り)の交換
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