ナンガ(NANGA)ナノダウンバック370STD【ナチュラム別注モデル】、オートキャンプにぴったりの寝袋、色もいいですね。ダウンシュラフにしてはコンパクト性に少し欠けますが値段が税込13,880円（税抜）というのがすごく魅力的。





前のモデルは色が黒、今回のモデルのほうが断然いい。



表生地は30dnナイロンリップNANO-tex加工、防水透湿性能を持つオーロラテックスの2レイヤではありませんが、優れた撥水性を持ちます。

通常の撥水加工は薬剤でコーティングするんですが、この方法は通気性が下がります。NANO-tex加工は繊維に直接結合または相互結合ですので通気性＋耐久性があります。

NANOtex加工は、ファイバーと直接結合または相互結合させることで高い耐久性と優れた撥水・撥油性を実現。更に生地の表面を覆うコーティングと違い、空気を遮断せず通気性を保ちます。また、生地がもつ本来の風合いや色調は失われません。

モンベルのポルカテックス加工に似てますね、通常の撥水加工とはかなり差があります。

ダウン自体は650FP、900FPなどの高級ダウンシュラフが沢山出ている今では少し見劣りする数字ですが軽量化が必要無ければ使いやすいです。現在でも古い550FPの寝袋を使ってますが「へたりにくい」ので低フィルパワーの寝袋は多少乱暴に扱っても長く使えます。

また、ホワイトダックダウン80-20％ですのでフェザーが20%入ってます、多少重くはなりますがフェザーはダウン同士の絡まりを防いでくれます。布団は多少の重さがあったほうが寝ていていいという人もいます、僕もそうですが・・・。

値段がリーズナブルな要因を考えると・・・
①別注モデル
②グースではなくダック
③650FP
④スモールフェザー20%
⑤表地が防水加工ではない
⑥ダウンに撥水加工はない

①は全然問題なし、②～⑤はメリットでもある、⑥は長期登山など特殊な状況で必要なスペックと思えば、この寝袋にデメリットはない。

究極のコンパクト性は必要がないオートキャンプ、特にファミリーで使ったりする場合には650FP、ホワイトダックダウン80-20％は低スペックではなくベストなスペックだと思います。NANO-tex加工で汚れにくい、通気性がいい、お子供がいるキャンパーにもおすすめです。

※羽毛量：370gなのでスリーシーズン対応の寝袋（シュラフ）。

●表生地：30dnナイロンリップNANO-tex加工
●裏生地：20dnナイロンタフタシレ撥水加工
●内部構造：シングルキルト構造
●羽毛：STD（ホワイトダックダウン80-20％）650FP
●羽毛量：370g
●快適使用温度/使用可能限界温度：-3℃～-8℃
●収納サイズ：約直径18Ｘ長さ29ｃｍ
●総重量：約700ｇ
●レギュラーサイズ:最大長210cm×最大肩幅80cm(身長175cmまで)



＜表地が防水、ダウン撥水の770FPモデルならこれ＞