応急用毒吸取り器ポイズンリムーバー、応急処置器具として持っていたほうがいいというのはわかってたんですが買ったことも使ったことはありません。

しかしこの頃少し山歩きするようになり必要性を感じるようになりました、今まではオートキャンプが多かったので、何かあっても車ですぐに移動できるという甘えがあったのかもしれません。

毒吸取り器なんて言うと怖いですが、要は虫対策用の器具。持っておこうかなと思って少し調べたらポイズンリムーバーは基本的に個人装備で貸し借りが不可らしい、そんなに高いものではないので家族で出掛ける場合を考えて人数分買ってみました。

ポイズンリムーバーはどんな時に使うのか

よく言われるのはハチ・ブユ（ブヨ・ブト）・アブ・ムカデ・蛾（ドクガ類）・蛾（イラガ類）・蚊・ゲジ（ゲジゲジ）・蛇などに使うということ。蛇での効果は無いとも言われてます。

自分の想定はアブ、ブヨ、蚊などの虫とヒル・・・山の吸血鬼たちです。（蜂にも有効らしいけど、調べてみると使い方が難しい、使う前に少し勉強が必要かも）

蚊で調べてみると蚊のアレルギーでは即時型アレルギー反応（すぐに表れる）と遅延型アレルギー反応（1～2日後にかゆみや発疹が出る）があるらしい。一般的には下記が多いと書かれてる。

子供　→　「即時型アレルギー反応」＋「遅延型アレルギー反応」
若者　→　「即時型アレルギー反応」
シニア　→　「無反応」

※蚊に刺され続けて年を取り、シニア世代となる頃には、刺されても何の反応も出なくなるらしい。

使用方法（ヘッセル・インセクト・ポイズン・リムーバー使用方法より抜粋）
遅くとも２分以内に「ポイズンリムーバー」を使用し応急手当をする事が最も効果的です。蛇にかまれた時は15分後の使用では効果が少なく、30分後では効果がほとんどありません。
マウスピースを傷口にあてピストンレバーを引き上げ約60～90秒そのままにしておきます。すると皮膚の表面はカップ内に吸引（バキューム作動）されます。時間が経ったらピストンレバーを押し下げ初めの位置に戻し吸引を終了して下さい。引き続きこのバキュームを数回繰り返して毒液を抽出して下さい。蜂や毒蛇にかまれた場合は、3分以上バキューム作動をして下さい。

ポイズンリムーバーは個人装備？

ポイズンリムーバーが何故個人装備かというとポイズンリムーバーは血液を吸い出します、つまり使用したあとは滅菌が必要なんです。もし人から借りた場合、使い終わって感染症の観点から「ありがとうございます」とから返すわけにはいかないそうです。場合によっては同じものを購入して新品を返すほうがいいのかもしれません。

家族の場合は共同装備でもいいかもしれませんが問題は家族が複数刺された場合です、バキューム処理しているときに別の人が刺されるかもしれない、同時に複数個所刺される可能性もあります。

ポイズンリムーバーはいかに早く処理するかが重要らしいので家族でも個人装備したほうがいいと思った。「人数分いる？」とも思いましたが人数分買いました。

完全に手当を済ませたら、マウスピースを外して洗い、付いている毒液を全部取り除き、マウスピースを消毒して下さい。但し「ポイズンリムーバー」の本体は洗わないで下さい。本体内部のメカニズムをぬらしたり、プラスチック シリンダーに亀裂が生ずるとポンプに十分な吸引力がなくなり、使用できなくなります。

タイプの違うものを買ってみたら商品によってメリット、デメリットがあるんだな～とわかりました。