テントの加水分解とポロンT(POLON-T)<防水処理・撥水処理・重曹処理><テントのべたつきを修理する>
テントの加水分解にポロンT(POLON-T)を使うという情報をよく見ます。本当に加水分解にポロンT(POLON-T)は効果があるんでしょうか?また、防水処理、撥水処理の効果はどうなんでしょうか?まさにネットの口コミから有名になった商品ポロンT(POLON-T)ですが・・・

<画像 藤倉応用化工株式会社>
■信越シリコーンポロンT(POLON-T)基本情報
ポロンT(POLON-T)・・・コンクリート、モルタルなどの建材用撥水剤でテント用撥水処理剤ではありません。
信越化学工業株式会社(信越シリコーン)・・・「信越シリコーン」は、信越化学工業株式会社が製造するシリコーン製品のブランドネーム。
※繊維用撥水剤としてはPOLON-MK-206、KS-7002、POLONCOAT-E、POLON-MF-49、POLON-MF-33Aなどのシリコーン繊維処理剤があるがPOLON-Tは製品分類でシリコーン繊維処理剤ではなくシラン化合物に属します。
<参考 信越シリコーン>
ざっくり言うとシリコン系の溶剤タイプの撥水処理剤だと思います、シラン化合物についてはさっぱりわかりません。ただ、テント用では無くコンクリート、モルタルなどの建材用なのでテントやフライシートで使用する場合、結果は全て自己責任となりますね。
通販サイトとして知られているのは「藤倉応用化工株式会社」、テント用に買うお客さんが多いのか藤倉応用化工株式会社独自の注意書きが同梱されるみたいです。信越シリコーン POLON-T 1kg 刷毛付セットなるものまで販売されてます。

<画像 藤倉応用化工株式会社>
ポロンT(POLON-T)は、だいたいシリコン系の溶剤タイプの撥水処理剤というのかわかったのですが、ポロンT(POLON-T)を使う目的は人それぞれ。
自分が使う場合は自分がやりたい事と同じ目的でポロンT(POLON-T)を使用している情報を参考にしたほうがいいと思います、目的別に少し整理するとこんな感じでしょうか。
■撥水処理にPOLON-T(ポロンT)を使う
生地の表面の水はじきを良くします、テントやフライシートは使っているうちにどうしても撥水効果は落ちてきますので撥水処理は必要です。手軽なスプレー対応より溶剤タイプのほうが面倒ですが効果があります。(同じ性能の撥水処理剤の場合)
■防水処理にPOLON-T(ポロンT)を使う
厳密には防水処理ではなくて撥水処理だと思います、まあ、撥水処理も防水処理の一部なので間違いではないですね。
■加水分解にPOLON-T(ポロンT)を使う
古いテントのメンテナンス用、加水分解でベタついたフライシートやボトムのベタつき解消のために使います。いろいろなサイトを見ると方法が2種類。
1.ベタついたPUコーティング部分に塗る
たぶんですが効果はあると思います、過去記事でも紹介したのですがPUコーティングされた部分がベタついたときに撥水処理をするとベタつきが弱まるといことを書きました。(防水処理の上に撥水処理)
また、その場合シリコーン系の撥水処理剤は生地の表面に膜をつくるので撥水処理剤はフッ素系よりもシリコン系のほうが効果があります。信越シリコーンのPOLON-T(ポロンT)はまさにシリコン系の撥水剤、なのでベタつき軽減の効果があるのでしょう。
2.ベタついたPUコーティングを重曹などで除去してポロンT(POLON-T)を塗る。
防水部分を除去して撥水剤を塗る訳ですので、これだけでは傘並みの耐水圧になってしまう可能性があると思います。ボトムなどには防水処理+ポロンT(POLON-T)などが必要なのでは・・・。ウレタンコーティングを重曹などで落としての防水処理は、かなり気合が要る作業なんでしょうね、僕は尻込みしちゃいます。
なかなか溶剤タイプの撥水処理剤はありませんし、撥水処理剤としてPOLON-T(ポロンT)はかなり強力らしいので、機会があったら僕も使ってみたいと思っています。

<画像 藤倉応用化工株式会社>
■信越シリコーンポロンT(POLON-T)基本情報
ポロンT(POLON-T)・・・コンクリート、モルタルなどの建材用撥水剤でテント用撥水処理剤ではありません。
信越化学工業株式会社(信越シリコーン)・・・「信越シリコーン」は、信越化学工業株式会社が製造するシリコーン製品のブランドネーム。
※繊維用撥水剤としてはPOLON-MK-206、KS-7002、POLONCOAT-E、POLON-MF-49、POLON-MF-33Aなどのシリコーン繊維処理剤があるがPOLON-Tは製品分類でシリコーン繊維処理剤ではなくシラン化合物に属します。
<参考 信越シリコーン>
ざっくり言うとシリコン系の溶剤タイプの撥水処理剤だと思います、シラン化合物についてはさっぱりわかりません。ただ、テント用では無くコンクリート、モルタルなどの建材用なのでテントやフライシートで使用する場合、結果は全て自己責任となりますね。
通販サイトとして知られているのは「藤倉応用化工株式会社」、テント用に買うお客さんが多いのか藤倉応用化工株式会社独自の注意書きが同梱されるみたいです。信越シリコーン POLON-T 1kg 刷毛付セットなるものまで販売されてます。

<画像 藤倉応用化工株式会社>
ポロンT(POLON-T)は、だいたいシリコン系の溶剤タイプの撥水処理剤というのかわかったのですが、ポロンT(POLON-T)を使う目的は人それぞれ。
自分が使う場合は自分がやりたい事と同じ目的でポロンT(POLON-T)を使用している情報を参考にしたほうがいいと思います、目的別に少し整理するとこんな感じでしょうか。
■撥水処理にPOLON-T(ポロンT)を使う
生地の表面の水はじきを良くします、テントやフライシートは使っているうちにどうしても撥水効果は落ちてきますので撥水処理は必要です。手軽なスプレー対応より溶剤タイプのほうが面倒ですが効果があります。(同じ性能の撥水処理剤の場合)
■防水処理にPOLON-T(ポロンT)を使う
厳密には防水処理ではなくて撥水処理だと思います、まあ、撥水処理も防水処理の一部なので間違いではないですね。
■加水分解にPOLON-T(ポロンT)を使う
古いテントのメンテナンス用、加水分解でベタついたフライシートやボトムのベタつき解消のために使います。いろいろなサイトを見ると方法が2種類。
1.ベタついたPUコーティング部分に塗る
たぶんですが効果はあると思います、過去記事でも紹介したのですがPUコーティングされた部分がベタついたときに撥水処理をするとベタつきが弱まるといことを書きました。(防水処理の上に撥水処理)
また、その場合シリコーン系の撥水処理剤は生地の表面に膜をつくるので撥水処理剤はフッ素系よりもシリコン系のほうが効果があります。信越シリコーンのPOLON-T(ポロンT)はまさにシリコン系の撥水剤、なのでベタつき軽減の効果があるのでしょう。
2.ベタついたPUコーティングを重曹などで除去してポロンT(POLON-T)を塗る。
防水部分を除去して撥水剤を塗る訳ですので、これだけでは傘並みの耐水圧になってしまう可能性があると思います。ボトムなどには防水処理+ポロンT(POLON-T)などが必要なのでは・・・。ウレタンコーティングを重曹などで落としての防水処理は、かなり気合が要る作業なんでしょうね、僕は尻込みしちゃいます。
なかなか溶剤タイプの撥水処理剤はありませんし、撥水処理剤としてPOLON-T(ポロンT)はかなり強力らしいので、機会があったら僕も使ってみたいと思っています。
2015/08/10
テントのフライシートのべたつきの修理について考える、1回目です。考えるきっかけはMoss(モス)をテントクリーニング.comへ出したらフライシートの「べたつき」「におい」が少し改善されたこと。専門家ではありませんが、もしかしてということが思いつきました。古いテントの場合、テントを長く使い続…
2016/09/14
昔と違って今はいろいろな素材(生地)のテントやタープが発売されていますね。素材(生地)によってどんなメリット、デメリットがあるんでしょうか、また、メンテナンス方法は異なるのか、最新のテント生地事情を少し調べてまとめてみました。■はじめに知っておくことテントにはダブルウォールテントとシングル…