毎月送られてくるGoogle 検索における月間パフォーマンスレポート、先月の検索上昇率1位のページは1年以上前に書いた「ノースフェイス（The North Face）を買収した＜VF Corporation/VFコーポレーション＞という会社」という記事でした。



これは先月のVFの「シュプリーム」買収でVF関連の検索が多かったからだと思われます。

でも何故VFは「シュプリーム」を買収したのでしょうか？・・・そこにはアウトドアブームの終焉が予想させる現実があったようです。

アウトドアブームは下火？

VFコーポレーション（VF CORPORATION）、全米最大のアパレルメーカーです。手袋メーカーとして創業しましたがその後ランジェリーメーカーに転身、ジーンズが流行すると「リー」、「ラングラー」を傘下にし売り上げを伸ばしました。

ジーンズの売り上げが下火になると2000年には破綻寸前だった「ザ・ノース・フェイス」を買収、「ヴァンズ」「ディッキーズ（DICKIES）」「ティンバーランド」なども傘下にしてアウトドア、ワーク部門に力を入れていきます。

そんなVFコーポレーション（VF CORPORATION）が最近「シュプリーム」を買収しました。これはアウトドア部門とワーク部門の売り上げが伸びず減益に転じたことが原因のようです。

手袋 → ランジェリー → ジーンズ → アウトドア＆アクションスポーツ → ストリートラグジュアリー と転身。

VFはマーケットの変化を見据え、ブランド資産を入れ替えては全米最大のアパレルメーカーとなりました。そんなVFがストリートラグジュアリー化。

日本のアウトドアブームはいつまで続くのでしょうか？ちょっと気になる出来事でした。

参考　
米 人気ブランド「シュプリーム」2200億円で買収へ
VFはなぜ「シュプリーム」を買うのか　4度目のドメイン転換劇