テントのべたつきを修理する⑦最終回<撥水加工と加水分解で外れたパーツの取り付け>

シッポナ

2018年12月18日 02:26

年内には終わらせたかった加水分解したマーモットテントの修理・・・正直かなり飽きてます(;^^) でも終わらせないと部屋にフライシートが散乱したままでの年越しとなってしまうので突貫工事で終わらせます。

修理前に外した(外れた)パーツを取り付けます、ベンチレーションのパーツはどこに付いていたのかもわかりません。まあ、この辺だろうという箇所に適当に取り付けました。



苦労して貼りなおしたフライシートの窓、ところが部分的に剥がれてきてしまったので張り替えました。通常、透明窓は縫い付けられているのでそう簡単には外れません、しかしこの年代のマーモットは接着だけ、手抜き?

加水分解で剥がれてしまった窓を接着するのは「ノリシロ」が少なく難しく何度も失敗!そこで「ノリシロ」を大きくとるためビニール部分は自作しました。




テントの伸びた生地部分を切ったので窓の形も変更。



ロゴの部分は加水分解の影響で薄くなり、色移りも・・・



フライシートを張った状態で撥水処理をしようと思ったのですが風が強~~~い




今回は撥水スプレーを持ってきていたので撥水処理は中止、次回ガイロープを取り付けするときにスプレーします。

予想以上に時間がかかってしまった「テントのべたつきを修理する」、このシリーズは今回を最終回とすることにします m(_ _ )m

※テントのべたつきを修理する⑥<テントベタツキ修復液の再施工>の後にテントの目止め処理をやりました。こちらはMOSS(モス)アンコールのフライシートと同時に行ったので姉妹サイトで記事にしました、もしよろしかった見てやってください。

■テントやタープのシーリング・目止め・目止め処理<シームシーラー/シームグリップ>目止め剤の塗り方



最後に思ったこと


メーカーの説明ではテントの加水分解は「使用年数や条件」という説明がおおい。確かにPUコーティングに耐用年数はあると思うし、ユーザー側の「使用方法」、「保管方法」、「手入れ方法」などに問題があり加水分解を起こす場合も多い。

でも、同じような使用方法、同じような保管方法なのに加水分解が起こらない、シームテープが剥がれない、そういった古いテントもある。

これはどのブランドのテントが加水分解し易いということではなく、製造時期で変わる。製造時期も古いから起こるということではなく新しい製造時期のテントでも起きる。

いろいろなテントを使ってみると加水分解はそもそも生地、PUコーティングなどに起因する場合のほうが確率は高い気がする。

つまり「 テントには当たり外れがある 」、、、と思った。



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