テントの撥水・防水処理(撥水スプレー)

シッポナ

2015年06月30日 14:46

今回は撥水スプレーの話題なんですが、その前におさらいしますね。


<■防水と撥水について>

防水・・・水・空気を通さない
撥水・・・水をはじく・空気を通す


<■テント布地の防水・撥水加工>

防水加工・・・布地の内側に直接コーティング(塗布)又は特殊防水フィルムをラミネート(接着)
※特殊防水フィルムをラミネート(接着)の場合は防水ですが空気を通します。(ゴアテックスなどの防水・透湿素材)
撥水加工・・・布地の表面に施される加工、水を弾き汚れを防ぎます。


<■テントの構造(一般的なテント)>

○ダブルウォールテント
床・・・布地の内側に直接コーティング(塗布)の防水加工
壁、天井・・・通気性が必要なので撥水加工
フライシート・・・布地の内側に直接コーティング(塗布)の防水加工、外側に撥水加工。

○シングルウォールテント
床・・・布地の内側に直接コーティング(塗布)の防水加工
壁、天井・・・フライシートが無いので特殊防水フィルムをラミネート(接着)の防水加工、外側に撥水加工。

※床部分は外側より内側の方が負担が少ないのでコーティングは内側が多い。


<■テントのメンテナンス>

○ダブルウォールテント
床、フライシート・・・内側の防水コーティングが剥がれてきた場合、再処理が必要です。また、布地の縫い目のコーティング、シーリングテープの劣化も再処理が必要。外側は撥水効果がなくなった場合、撥水スプレーなどで対応。
壁、天井・・・撥水効果がなくなった場合、撥水スプレーなどで対応。

○シングルウォールテント
床・・・内側の防水コーティングが剥がれてきた場合、再処理が必要です。また、布地の縫い目のコーティング、シーリングテープの劣化も再処理が必要。
壁、天井・・・撥水効果がなくなった場合、撥水スプレーなどで対応。

※撥水効果がなくなる原因に「汚れ」があります。


そこで今回の主題「テントの撥水処理(撥水スプレー)」なのですが僕が使用している撥水スプレーは




Collonil(コロニル)ナノプロ。

ドイツCollonil(コロニル) 社は有名なので使っている人も多いと思うんですが、なぜ「ナノプロ」かというと、「何でも使える」からなんです。(だから僕の中で最強)

撥水処理していても、熱いコーヒーとかかかると汚れが中に入っちゃう場合があるんですよね。その点この「ナノプロ」は粒子が細かいので汚れが入りにくい。(限度はありますが)

それ以外の理由として

1. ゴアテックス・シンパテックスなどの化学繊維にも使える。
2. コットン・デニム・ジャガード・キャンバス・ファー素材・麻・型押しレザー・一般皮革(スムース)・起毛商品(スウェード・ヌバック)に使える。

キャンプ用のキャンバスチェアにも汚れ防止で使ってます。テント、革、布、靴、なんでも使えます。

特にシングルウォールテントにはオススメです。

以前は同じCollonil(コロニル) のゴアテックス等ハイテク素材にも使える「アウトドアアクティブ ユニバーサルプロテクター」を使ってましたが、今は全てこれ1本です。

※防水ではなく撥水の場合です。

Collonil(コロニル) 万能防水スプレー ナノ プロ 300ml








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